平成１５年６月５日

船橋市長　藤代孝七　様

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　葛飾放課後ルーム父母会

　　　　　　　　　　葛飾放課後ルーム施設拡充等の要望について

　日頃より貴職におかれましては、放課後児童健全育成事業の発展にご尽力頂き、心から
御礼申し上げます。

　さて、私ども葛飾放課後ルーム入所家庭は、昨年まで子供たちの放課後生活をお任せし、
安心して働ける環境を頂いて参りました。

　現在は定員６０名の１２０％にあたる７２名の児童が、窮屈さもありますが、ルーム指
導員のご指導のもと、放課後を有意義にすごしております。

　さて、元来１１００名を越える児童数を有する葛飾小学校において、葛飾放課後ルーム
の６０名定員は、学校児童数に対するルーム定員率が船橋市内の平均１２.７％に対して
５.４％と市内最低の定員率であります。平成１５年３月末時点で１４名の不許可児童が出、
現時点においても３年生以下の児童に待機者がいるのが現状です。近隣の西船保育園の定
員が１２０％となっており、さらに新設の保育園が出来るこの地区では今後、益々放課後
ルームへの需要が拡大することは明らかです。

　この様な事態で現在放課後ルームに入所している児童の父母は言うまでもなく、保育園
に子供を通わす父母にも来年度以降の入所不許可に対する不安が広がっており、早急に対
策していただくことが必要と考えます。

　つきましては、下記の点について要望致します。
大変お忙しいとは存じますが、平成１５年６月３０日までに文書にてご回答頂けるようお
願い致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記


１．　葛飾放課後ルームの定員は、市の平均水準の半数にも満たない状況にあり、施設を
　　拡充し、適正化を図って下さい。

２．　増員と言っても大規模定員のルームでは、児童の生活環境に悪影響があり、現在で
　　も雨天時及び夏休み等の長時間保育時には、頭痛を訴える児童がいます。現在のルー
　　ムの増設ではなく、第２ルームの新設を望みます。場所については、学校敷地内が理
　　想ですが、入所定員の増員を最優先とし可能な場所で第２ルーム開設の検討をお願い
　　します。

　　　ただし、葛飾放課後ルームヘの入所不許可者の一部に近隣ルーム（行田西、西海神）
　　への入所の話しもありましたが、低学年の児童が個々に一人で通うことは、交通事故
　　や犯罪等、安全面で大きな問題があり、これは安易な対策だと思います。根本原因は、
　　葛飾放課後ルームの定員があまりにも少ない事にあり、あくまでも恒久的対策（第２
　　ルームの新設）をお願いします。

３．　１，２の要望がかなえられるまでの暫定措置として定員数の制限を緩和し、待機児
　　童を含め３年生以下の児童は、平成１１年６月に児童家庭課が出した放課後児童健全
　　育成事業基本方針に基づいて全員の受け入れをお願いします。

４．　ルーム施設に対して現状の１２０％定員は大変な混雑を要しています。そこで第２
　　ルーム開設までの間、学校施設（特別教室や体育館等）及び近隣の公共施設（公民館
　　等）を一時的に借用し、混雑緩和の処置を図って下さい。特に雨天の日及び夏休み等
　　の長時間保育時は、早急な対策をお願いいたします。

５．　昨年度よりルーム児童数が増えているにも関わらず、今年度はルーム指導員の員数
　　が削減されています。障害児童の受け入れもする葛飾放課後ルームにおいては、児童
　　の安全管理の点からも早急に適切な指導員の人員配置を願います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上